離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

あなたのうちのお嫁さんこそ、Standard in Japan!!

皆さんこんにちは!!

 

今回は、うちの嫁はほんとにダメな嫁だ と思っている日本の 姑 さんに捧ぐブログ!!

 

題して「あなたのうちのお嫁さんこそ、Standard in Japan!!」をお届けします。

 

全国の 姑 さんに問います。

 

いい嫁ってどんな嫁ですか?

 

優しくて気が利く、自分(姑)を大切にしてくれる、私(姑)の言う事に逆らわない、息子(旦那)を立ててくれる。

 

挙げればまだまだあると思います。

 

ハッキリ言いましょう。現代社会にこういう性質を持つ女性が育つのは極めて稀です。

 

ひと昔前の日本では、女性の美学として奥ゆかしさがありました。それは、日本の国内のトレンドとして、そう教育する風潮が蔓延していたからです。よって何の疑いもなく、

良い女性=奥ゆかしさ という構図が成立していました。そしてそれが日本独自の 女性観 を形成していました。

 

しかし、現代は 奥ゆかしさ という美学は既に、崩壊 しています。寧ろ、自分の意思を主張する事が良い事とされ、そう教育されています。よって、 さんの言いなりになるような女性がお嫁さんに来る可能性はほぼ皆無です。もし、そんな女性がお嫁さんとして来たとしたら、それは、アマゾン で 絶滅危惧種 に遭遇したくらいの幸運です。

 

現代日本は、人権を尊重する思想を特に重んじています。それは、男性 も 女性 も皆平等にしあわせになるべきという考え方を スタンダード なものにしました。それはそれで、とても良い事であると同時に、女性 が 男性や家族 を支えるという美学を喪失させました。

 

つまり、女性 のしあわせが 男性や家族を支える事 という考え方が スタンダード だった時代は既に終わっています。

 

そしてそれは、家族の繋がりや絆 を崩壊させました。全てが平等であるべきであるが故、個人、個人の人生が 最優先 される時代になったのです。それは、他者との繋がりが手枷や足枷になる という 認識 を生み、結果、できる限り手枷、足枷となる要素を排除する為に、人(親)との繋がりを切る という選択をする人たちを増加させています。

 

今、現代日本は歴史史上最も人と人との繋がり、特に 血縁関係 の繋がりが 気薄 な時代に突入しています。

 

こういう時代背景を考慮すると、舅、姑と同居するお嫁さんが存在する事の方が奇跡 です。

 

そもそも 結婚 という概念自体も消えかかっている、現代日本です。息子さんと結婚してくれるだけでもこの時代では、ありがたい事 だと思います。その上、子孫を残してくれたのなら、もう言う事無しですよ。それぐらいの 寛容さ が必要な時代になっています。

 

うちの嫁は気が利かない とか、我が強い とか言っている姑 さんを教内でも、多く見かけますが、一緒に暮らしてくれているだけでもう十分良いお嫁さんなんです。我が強いんじゃなくて、自分の意思を主張するよう教育 されているだけなんです。

 

お嫁さんを自分が育った時代の 価値観 で判断する前に、まずお嫁さんが育った背景を理解してあげる事が大切なんじゃないでしょうか?

 

そして、うちの嫁は気が利かない と不足を言うさん方、きっとあなたの息子はそれと同等かそれ以上に 気が利かない人間 のはずです。自分の息子の事をまず棚から降ろしましょう。

 

せんしょのいんねんよせてしうごふする

これハまつだいしかとをさまる(1-74)

 

おしまい!