離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

仁-JIN-を観ました!

皆さんこんにちは!!

 

久しぶりにブログを書こうと思います。

 

最近、仁-JIN-というドラマを観ました。

かなり前に流行ったドラマです。

 

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現代の脳外科医が江戸時代末期にタイムスリップするという何とも斬新なストーリーですが、それが時代劇と現代劇をミックスした感じの何とも言えない世界観を創り出しています。

 

主人公 南方 仁  役は大沢たかおさん、ヒロイン 橘 咲 役は綾瀬はるかさんです。

 

因みに、僕は、中谷美紀さん演じる 野風花魁 に恋をしました。ビジュアルの美しさもさる事ながら、劇中の所作や表情が何とも品があり、美しいです。

 

主人公 南方 仁 は、劇中では語られていませんが、かなり優秀な脳外科医であると僕は推察します。また他の臓器についてもそれなりの知識や執刀経験があるようで、災害医療現場などでの情報処理能力や判断力も極めて高いです。

 

そんな 南方先生 が幕末にタイムスリップして突き付けられた現実は 自分の無力さ でした。

 

現代では、それなりの知識や経験を積み、大概の事なら対応できるという自負があったのでしょう。しかし、幕末では、現代では問題なくたすけられる命が、簡単に失われていきます。そして、現代で救えていた命は、自分の力ではなく、実は現代の医療環境だったという事に気づきます。薬も医療器具も不十分な幕末では、自分は予想以上に無力であったのです。

 

しかし、南方先生 は悩み、苦しみながらも、その現実と向き合い、情熱と信念、そして周りの人々に支えられ、自分が幕末に送り込まれた意味を模索しながら、運命を切り拓いていきます。

 

このドラマは非常にメッセージ性の強いドラマです。色々なメッセージが端々に散りばめられていて、生きる という事を凄く考えさせられます。その中で 核 となるメッセージは、繋がり なのではないかと思います。

 

現代に生きる僕たちは、繋がり をあまり意識せずに生きています。それの原因は、豊か過ぎる環境 ではないかと思います。昨今は個人の自由や権利が尊重されます。それはとても良い事であると思うけど、故に個人が自由に生きていく為の環境が整えられて、人との繋がりを持たなくても生きていける時代になりました。

 

しかし、実は僕たちは勘違いをしているのだと思うんです。僕たちは繋がりを持たなくても生きていける環境にあるのではなくて、繋がりの形を変えたのだと思うんです。確かに、直接人と関わる必要性は減っています。しかし、それは、誰かが創ったものや技術の恩恵があればこそだと思うんです。

 

僕たちの生活は誰かの働きにより支えられています。そしてそれも一つの繋がりの形ではないかと思います。そう考えるとやはり僕たち人間は繋がりにより生かされているのであるし、もっとそういう繋がりを意識する必要があるんじゃないかと思います。

 

そして何より現在、自分が存在できているのは、親、親が命の繋がりを繋ぎ続けてくれたからこそです。だから僕たちは自分の人生という時間を楽しめています。

 

繋がりを意識し、その繋がりに感謝して、生きていける自分でありたいと思う今日この頃です。

 

おしまい!