離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

教会長交代時に配慮されるべき事!!

皆さんこんにちは!!

 

今回のテーマは「教会長交代時に配慮されるべき事」です。よろしくお願いします。

 


教会長交代は前任教会長、新任教会長はもちろんの事、その教会に繋がるよふぼく、信者の方々にとっても、とても大きな節目ですよね。

 


前任者、新任者、教会役員などの人たちは、講習会やお運びなど、それに向けてやるべき事が盛りだくさんなので、比較的心の準備をする期間があり、実感も湧きやすいと思います。それに比べて、その他のよふぼく、信者の方々は、それに向けてやるべき事があまりなく何処他人事のような感じになりがちなのではないかと思います。

 


しかし、この大きな節目を円滑にする為にはそういう方々の意識的転換はとても大切だと思います。なので、今回は、僕の経験からこうした方が円滑な節目にできるんじゃないかな?と思う事をシェアしていきたいと思います。

 


まず、大切だなぁと思った事は引き継ぎです。これは当たり前過ぎるほど当たり前な要素なんですが、意外と引き継ぎがなあなあになってたり、前任者から全く引き継ぎがないケースも多いのではないかと思います。

 


現に僕が教会長になった時、前任者は僕の祖母だったのですが、引き継ぎは全くありませんでした。まぁ引き継ぎがなくても何とかなるといえばなりますが、あった方が新任者の負担はかなり軽くなると思います。なのでこれから交代される方々は、新任者の方にしっかりと引き継ぎをしていただけたらと思います。引き継ぎが教会長としての最後にやるべき仕事なんじゃないかなと思います。

 


中には、交代したにも関わらず、新任者に教会運営に必要な通帳や書類を渡さない方々もいるようですが、法人名義のものは、個人のものではなく、教会のものなので、任が解かれれば速やかに新任者の手に渡らなければならないものだと思います。

 


続いて大切だなぁと事は、ある意味これが最も大切だと思うんですが、認識の転換です。お運びが終われば新任者が教会長です。これは凄く当たり前の事なんですが、教会に繋がるよふぼく、信者の方々は日頃の習慣から前任者が教会長という認識がなかなか転換されません。特に古参信者の方々はなかなかです。長い人は一年くらい、前任者を会長さんって呼ぶ人もいます。前任者を会長さん、新任者も会長さんって呼ぶから会長さんが二人居る事になるし、どっちに呼びかけてるか分からない時もあってややこしいですよね。長年の習慣を一気に変えるのはなかなか難しいと思いますが、何とか努力して出来るだけ早く変えてあげてほしいと思います。

 


まぁこの現象の大きな要因は前任者と新任者が教会で同居するケースが多い事だと思います。教会それぞれに状況が違うのでなかなか難しいと思いますが、僕はベストな解決方は前任者が教会から出る事だと思います。出来ない場合は、相当配慮してあげないと新任者はやりづらいと思います。

 


たまに我、覇者なりみたいな顔で教会に君臨する前任者の話しを耳にする事がありますが、そもそも教会長は覇者ではないですし、ましてやもう任は解かれているわけですから出来るだけ早く勘違いに気づいてほしいと思います。

 


余談ですが、前任者を親会長や前会長と呼ぶ習慣も僕はどうかと思います。前任者に役職名を付ける必要はないと思います。敬われるべき存在ではありますが、教会の芯はあくまで教会長なので、変に誤解を生むような呼び方はしない方がいいんじゃないかなぁと思います。

 


以上が僕の経験から思った、教会長交代時に配慮されるべき事です。

 


最後に、これはちょっと生々しい話しになりますが、教会長になるのってかなりお金が掛かるんですよね。系統によって大分差があるみたいですけど、僕の時はちょっと引くくらい掛かりました。それは教会に繋がるよふぼく、信者の方々の真実で賄われます。僕たち教会長はそういう真実の上に教会長の任を任されているわけですから、その事を心に刻んで常に陽気で明るい教会の芯であれるよう尽力するべきだと思います。

 


寄り来る人たちみんながハッピーになれるような教会をお互い目指したいですね。