離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

他宗教を学ぶ③

皆さんこんにちは!!

 

僕です!!

 

今回も他宗教を学ばせていただきたいと思います。前回は世界三大宗教の1つ キリスト教 を学ばせていただきました。今回は、仏教 について学ばせていただきたいと思います。仏教 世界三大宗教の1つですね。

 

それでは、よろしくお願いします!!

 

 

目次

 

 

【仏教】

 

 

まぁ一口に 仏教 と言ってもその宗派は数多くあります。日本には18の宗派があるそうです。多いですね〜!!

 

しかし、仏教 を語る上で忘れてはならないお方、それはなんと言っても仏教の開祖 お釈迦様 です。

 

というわけで、お釈迦様について学ばせていただきたいと思います。

 

 

【釈迦】

 

 

お釈迦様 の姓名はガウタマ・シッダールタゴータマ・シッダッタと表記されることもある。)です。

 


釈迦 という言葉の由来は釈迦の出身部族であるシャーキヤ族またはその領国であるシャーキヤ国を指す名称である シャーキヤ を音写したものだそうで、釈迦と呼ばれるようになった由来は シャーキヤ族の聖者 の尊称である シャーキヤムニ を音写した 釈迦牟尼 という言葉を省略して 釈迦 とよばれるようになったそうです。

 


また、ブッダとも呼ばれますがこれは目覚めるという意味の ブドゥ に由来していて 目覚めた者 という意味だそうです。

 


もともとはインドの宗教において、すぐれた修行者や聖者に対する呼称だったようですが、仏教で用いられ 釈迦 さんの尊称となったみたいです。このため ゴータマ・ブッダ とも言われます。漢字の音写は仏陀旧字体では佛陀で覚者の意味だそうです。仏教や仏像の用語はこの尊称に由来するそうです。

 


仏教では、釈迦牟尼仏釈迦牟尼如来釈迦牟尼世尊としたり、またそれらを省略して、釈尊釈迦尊、仏様、お釈迦様 と呼ばれています。

 


因みに念の為に言っておきますが仏教は インド が、発祥の宗教です。

 

 

【出生】

 

 

釈迦 さんはコーサラ国の属国のシャーキヤの王族の家に生まれました。父はシュッドーダナさん、母はマーヤーさんです。

 

母のマーヤーさんが出産のための里帰りの旅行中に、カピラヴァストゥ郊外のルンビ二の園中で産気づき、釈迦 さんを産みます。この誕生に関して、釈迦 さんはマーヤーさんの右脇から生まれ出て7歩歩いて、右手で天を、左手で地を指し、天上天下唯我独尊 と言ったと語られています。

 

マーヤーさんは 釈迦 さんを出産した7日後に死去されます。そして釈迦 さんは、シャーキヤの都カピラヴァストゥでマーヤーの妹マハープラージャーパティによって育てられる事になります。

 

 

【出家】

 

 

釈迦 さんはお父さんたちの期待を一身に集め、二つの専用宮殿や贅沢な衣服・世話係・教師などを与えられます。そして、教養と体力を身につけた、多感でしかも聡明な立派な青年に成長します。16歳または19歳で母方の従妹の ヤショーダラー と結婚し、一子 ラーフラ をもうけます。

 

ある日、釈迦 さんがカピラヴァストゥの東門から出る時に老人に会い、その老いた姿になんとも言えない憤りを覚えます。またある日は南門より出る時に病人に会い、またある日は西門を出る時に死者を運ぶ行列に出会します。

 

釈迦 さんはその姿を見て、この身には老いも病も死もある。と の苦しみを感じます。

(生、老、病、死 の 四苦)

 

そして、北門から出た時に一人の沙門(出家して修行する人)に出会います。世俗の苦 や汚れを離れた沙門の清らかな姿を見て、釈迦 さんは出家の意志を持つようになります。

 

釈迦 さんは王族としての安逸な生活に飽き足らず、また 人生の無常や苦 を痛感し、人生の真実を追求しようと志して29歳で出家します。

 

ラーフラが産まれて間もない頃、深夜釈迦 さんはこっそり王城を抜け出します。

 

そして、当時の大国であったマガダ国のラージャグリハを訪れます。その時、ビンビサーラ王に出家を思いとどまるよう勧められますがこれを断ります。その後 解脱 (世の苦や煩悩から抜け出し悟りを開いて六道輪廻から脱却すること。)に至ろうとバッカバ仙人を訪れて、その苦行を観察しますが、バッカバは死後に天上に生まれ変わることを最終的な目標としており、天上界の幸いも尽きればまた六道に輪廻すると悟ります。

 

釈迦 さんは、その後2人の師匠に師事し、同じ境地に達しますが、これらを究極の境地として満足することはできず、またこれらでは人の煩悩を救ったり真の悟りを得ることはできないと悟ります。

 

この三人の師は 釈迦 さんの優れた資質を知って後継者としたいと願い出ますが 釈迦 さんはこれらのすべては悟りを得る道ではないとして断り、彼らのもとを去ります。

 

そしてウルヴェーラーの林へ入いり、6年の間に様々な苦行を行います。釈迦 さんはこの苦行時代に5人の沙門と出逢い、交流を深めます。

 

釈迦 さんが生きた時代にインドにあった バラモン教 の苦行信仰の影響から、呼吸をしばらく止める修行、太陽の直射日光を浴びる修行、座ろうとすれば後ろへ倒れ立とうとすれば前に倒れたり片足立ちをするなどの激しい肉体運動などの厳しい修行や瞑想行為をします。

 

また、食事をわずかにして食欲を抑制する断食修行でわずかな水と豆類などで何日も過ごし、心身は極度に消耗し、釈迦 さんの身体は骨と皮のみとなり、やせ細った肉体となっていきました。

 

しかし村娘スジャータから乳粥の施しを得たことで、過度の快楽が不適切であるのと同様に、極端な苦行も不適切であると悟って 釈迦 さんは苦行をやめます。

 

その時、五人の沙門は 釈迦 さんを堕落者と誹り彼を見限って ワーラーナシーのサールナートへ去っていきました。

 

 

【悟り】

 

 

 

そして、釈迦 さん35歳の時、ガヤー地区のほとりを流れるナイランジャナー川で沐浴(身体を水で洗い潔めること。)したあと、村娘のスジャータから乳粥の布施を受けて体力を回復し、ピッパラ樹(菩提樹)の下に坐して瞑想に入り、悟りに達して仏陀となります。

 

この後、7日目まで釈迦はそこに坐したまま動かず、悟りの楽しみを味わい、さらに 縁起十二因縁 を悟り、8日目にニグローダ樹の下に行き7日間、さらにラージャヤタナ樹の下で7日間、座って解脱の楽しみを味わったとされています。

 

そして、22日目になり再びニグローダ樹の下に戻り、悟りの内容を世間の人々に語り伝えるべきかどうかをその後28日間にわたって悩みます。

 

その結果、この真理は世間の常識に逆行するものであり、法を説いても世間の人々は悟りの境地を知ることはできないだろうから、語ったところで徒労に終わるだけだろう。との結論に至ります。 

 

ところが 梵天 が現れ、衆生に説くよう繰り返し強く 釈迦 さんを説得しました。そして3度の勧請の末、釈迦はまず、修行時代のかつての2人の師匠に教えを説こうとします。

 

ところが二人はすでに死去していたことを知ると、ともに苦行をしていた五人の沙門に説くことにしました。釈迦 さんは彼らの住むワーラーナシーまで、自らの悟りの正しさを十二因縁の形で確認しながら歩みを進めました。

 

ワーラーナシーのサールナートに着くと、釈迦 さんは五人の沙門に対して中道、四諦 八正道 を説きます。五人は、当初は 釈迦 さんは苦行を止めたとして蔑んでいましたが、説法を聞くうちに悟りを得て 比丘 びく)(所定の戒を受けて仏門に入った男子修行者。)となります。

 

最初の阿羅漢はコーンダンニャだったそうです。法を説き終えて、釈迦  さんは 世に6人の阿羅漢あり。その1人は自分である。と言い、ともに同じ悟りを得た者と言ったそうです。

 

その後、釈迦 さんは ガンジス川 中流地域を中心に教化、伝道を行い、釈迦 さんの見せた神通力も相まって、だんだんと信者が増えていきます。

 

そして、釈迦 さん80歳の時、カクッター河で沐浴して、最後の歩みをマッラ国のクシナガラに向け、その近くのヒランニャバッティ河のほとりに行き、サーラの林に横たわり、そこで死去されます。仏教ではこの死を 入滅、釈迦 さんの入滅を 仏滅 と言います。

 

 

【仏教の世界観】

 

 

仏教の世界観は発祥の地である インド の世界観である 輪廻 解脱 に基づいているそうです。

 

人の一生は 苦 であり永遠に続く 輪廻 の中で終わりなく苦しむことになり、その 苦しみから抜け出すことが 解脱 であり、修行により解脱 を目指すことが 釈迦 さんが説いた 仏教 の目的だそうです。

 

 

【六道輪廻】

 

 

仏教においては、解脱 しない限り、無限に存在する前世 と、生前の、および 臨終の心 の状態などによって次の転生先へと輪廻するとされているそうです。天道・人道・餓鬼道・畜生道地獄道修羅道 の六道の転生先に生まれ変わるとされ、生前に良い行いを続け功徳を積めば次の輪廻では良き境遇に生まれ変わり、悪業を積めば苦しい境遇に生まれ変わるそうです。

 

 

【神様】

 

 

仏教において神とは、天道の生物であり、生命の一種と位置づけられているそうです。そのため神々は人間からの信仰の対象ではあっても厳密には仏では無く 仏陀 には及ばない存在であるとされています。

 

仏教はもともとは何かに対する信仰という形すらない宗教でだったそうですが、時代が下るにつれて開祖である仏陀、また経典に登場する諸仏や菩薩に対する信仰を帯びるようになります。しかし、根本的には信仰対象に対する絶対服従を求める態度は持たないそうです。

 

 

【因果論と解脱】

 

仏教は、物事の成立には原因と結果があるという因果論が基本的な考え方になります。

 

人の世は苦しみに満ち溢れていて、あらゆる物事は原因と結果から基づいている。人々の苦しみにも原因が存在し、その苦しみの原因を取り除けば人は苦しみから抜け出すことが出来る。これが仏教における 解脱論 です。 

 

 

【まとめ】

 

 

仏教は基本的に生きていること自体が 苦 であるという考え方のようです。そしてその 苦 から脱却する為に煩悩をなくし、悟りを開く 解脱  することが信仰の目的のようです。

 

そして 解脱 をした者は、六道輪廻 のループから解放され 浄土 に生まれるそうです。

 

 

【最後に】

 

今回は 仏教 について学ばせていただきましたが、感想は 難しい です。学べば学ぶ程にその深さを感じます。

 

仏教 は何か対象を崇拝するというより、釈迦 さんが得た 悟り を拠り所としているので、信仰形態が分かりづらいというのが感想です。宗教というよりは哲学に近いのかなと感じます。だから宗派もどんどん分かれていったのかもと思ったりします。

 

今回わかったのは、仏教の奥深さ です。これからも、ちょっとずつ学ばせていただきたいと思います。

 

ご拝読ありがとございました。