離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

講社祭!!!

皆さんこんにちは!!

 

僕です!!

 

今日は、ある家の講社祭でした!!

 

僕が、教会長にならせていただきもうすぐ3年が経過します。

 

今日、講社祭に行かせていただいた家は、就任当初、いろいろあって、神様をお返しします!って言われるところまでいった講社です。

 

それから現在に至るまでをちょっとだけ紹介します。

 

目次

 

 

【マジで?】

 

僕が教会長にならせていただいた当初、ある家が 神様をお返しします!と駄々を捏ねはじめました。

 

僕は正直、マジで?何で?と思いましたが、

 

まぁ本人たちがそういうのなら、神様には申し訳ないけど、致し方ないな!

 

と思って、まぁ一応上級教会にも報告しないと駄目だよね〜 と思って事のよしを報告しました。

 

すると 上級教会長さん から 説得しなさい! みたいな空気感で お仕込み をいただき、渋々説得を試みました。

 

最初は、どうのこうの理由を付けて拒絶していましたが僕の 熱心? な説得が功を奏したのか、最終的に 僕が勝手に来て講社祭を勝手にする!! という条件でこの問題は決着しました。

 

【孤独な講社祭】

 

それから、毎月、講社祭に通わせていただく事になるのですが、先ず神饌物を段取りし、家に向かいます。家に着いたら、社、神床を掃除して、開扉、献饌 、そして、おつとめ。

 

おつとめが終わると、徹饌、閉扉、それを1人でやります。そしてひっそりと帰る。そんな講社祭とは名ばかりの講社祭でした。

 

【転機】

 

そんなある日、お嫁さんのお母さんが講社祭の日にたまたま来訪していました。

 

僕は、そのお母さんに天理教の教会長であることと、講社祭の説明をして、世間話を少々させていただきました。

 

そして、いつもの様に講社祭に取り掛ろうとした時、なんとそのお母さんが参拝しているじゃ〜あ〜りませんか〜!!

 

一瞬躊躇しましたが、すぐ、ありがたいなぁ〜 と感じて勇んでつとめさせていただきました。

 

講社祭も滞りなく終わりいつものように片付けをしていると、お母さんがお嫁さんに何かを言っています。よくよく聴いていたら、あなたもちゃんと参拝しなさい!みたいなお仕込みをされているではあ〜りませんか〜!!

 

僕は マジで? と思いましたが、何も言わず、お母さんに挨拶をして、帰路につきました。

 

その翌月から、お嫁さんが参拝してくれるようになったのです。

 

それからしばらくしてまたお母さんがたまたま講社祭の日に来訪されてました。僕は挨拶をして、少々世間話をさせていただきました。

 

それから僕が献饌の準備をして献饌しようとするとなんとそのお母さんが献饌から参拝しているじゃ〜あ〜りませんか〜!!

 

僕は、何も言わず、献饌をして、おつとめをつとめさせていただきました。

 

そして、後片付けをしているとお母さんがお嫁さんに何か言っています。よくよく聴いていたら、 お供え物もちゃんと準備しなきゃ駄目! みたいなお仕込みをされているじゃ〜あ〜りませんか〜!!

 

僕は マジで? と思いましたが、何も言わず、お礼を言って帰路につきました。

 

その翌月から、お嫁さんが神饌物の準備もしてくれるようになりました。

 

お嫁さんが講社祭をつとめてくれるようになると、自然と子供たちもつとめてくれるようになりました。

 

それからしばらく膠着状態が続きましたが、ある日、いつもの様に講社祭をつとめていると、ふと、お話や! って何故か思い立って、その講社祭の終了後、お話をさせていただきました。

 

お嫁さん、子供たち一同、とても熱心に聴いてくれました。

 

それからは、お嫁さんとも子どもたちとも仲良くなり、いろんな世間話をするようになりました。

 

最近は講社祭に行くと、子どもたちが出迎えてくれ、お母さん来たよー! って暖かく迎え入れてくれます。

 

おつとめもお嫁さん自ら子どもたちに参拝を促してくれますし、子どもたちも嫌がらずに参拝してくれます。

 

僕の拙いお話も熱心に聴いてくれ、ありがたい限りです。

 

後片付けが終わると、子どもたちと遊ぶのが最近の講社祭の習慣になりまた。

 

今日なんかは、赤ちゃんが何故か僕に懐いてしまって、抱っこしてないと泣きそうになるのでずっと抱っこしてました。まぁでもその間、お嫁さんは家事ができていたので、これも傍楽だろうと思ってやってました。

 

 

【最後に】

 

 

この経験を通して学んだことは、繋ぐことの大切さと、自分の考えであれこれ余計なことをしないという事です。人間どうしても 何とかしてやろ! として、いろいろやりがちになりますが、自分ができることに心尽くして、サボらずいそいそとやっていれば、何となく治っていくのかな?と思ったりします。

 

もちろん、これからまだどうなるか分からないですが、繋ぐ心で相手に寄り添って共に成人させていただきたいと思います。

 

ご拝読ありがとうございました。