離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

結婚したい男の独り言

皆さんこんにちは!!

 

僕です!!

 

今回はただの独り言です!ただ思いっている事をダラダラと書きます(笑)

 

今月の 大望 天理教青年会の月刊紙)を皆さんはもう読まれましたか?

 

テーマは 結婚のすすめ!!

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内容はまぁ 結婚っていいもんだよ!! って事です!!

 

目次

 

 

【僕が感じる現代の結婚観】

 

 

「50歳まで一度も結婚したことがない人」の割合を示す生涯未婚率は、男性が23.37%、女性は14.06%という結果になり、過去最高となって、男性の約4人に1人、女性の約7人に1人だそうです。

 

その一方で「いずれは結婚したい」と考える(18~34歳)未婚者の割合は、男性85.7%、女性89.3%で、こちらは決して低い数字ではないそうです。

 

(国立社会保障·人口問題研究所調査)

 

ひと昔前は結婚をする事で男は一人前になり、女は幸せになる!という価値観が浸透していて、結婚をすることが人としてのステータスになる時代でした。そして、幸せという概念の中に結婚するということが暗黙のうちに組み込まれていたのだと感じます。

 

しかし、現代社会では個人の自由な発想や価値観を尊重する風潮が強まり、結婚するということが必ずしも幸せということではないという価値観が浸透しはじめ、女性の社会的地位の向上なども相まって結婚が人としてのステータスにならない時代が到来しつつあると感じます。

 

どちらの時代がよくてどちらの時代が悪いということではなく、そういう世界の流れになってきたということです。

 

しかしながら、「いずれは結婚したい」と考える(18~34歳)未婚者の割合は、男性85.7%、女性89.3%なのですから、現代人にとっても、結婚という価値観が大切なものであるという認識はあるのだと思います。

 

多くの人は現代は結婚しない時代だと捉えているように感じますが、僕は結婚できない時代なのではないかと思います。

 

前述もしましたが、現代社会では個人の自由な発想や価値観を尊重する風潮が強まりつつあります。いつの時代でもそうですが、ある風潮が強まるとそうでなければならないというマインドに陥りやすいです。

 

例えば最近は、女性の社会進出が認められるべきだと叫ばれています。その中で社会でバリバリ働くことが幸せなんだという価値観が生まれました。その価値観が浸透していく中で、社会に進出できなければ 幸せではない というマインドに陥りやすくなる可能性は否めないと思います。結果、結婚して家庭を守る専業主婦になることは 不幸せなこと という認識になりやすいと感じます。

 

社会に進出しバリバリ働く事を幸せと感じている人はどんどん進出していけばいいと思います。

 

しかし、女性の全てがそういう価値観ではないと思います。女性の社会進出を叫ぶあまり、結婚に負のイメージを持ち、結婚に踏み切れない女性がいるという背景も少なからずあるのではないかと思います。

 

 

【教内の結婚問題】

 

 

天理教内でも結婚問題は深刻な課題です。青年会100周年の年、親孝行、夫婦仲良く陽気ぐらし というスローガンが掲げられましたが、夫婦仲良くをする相手がいないという声が上がり、仕合わせパーティーなどの婚活イベントが頻繁に開催されました。

 

僕も仕合わせパーティーには応募しました。全てに応募して全てに落選しました。

(悲しいよね〜)

 

ある仕合わせパーティーでは応募総数、男性247名、女性29名 。数字を見ただけで当選する気が全くしないですよね。

 

前述もしましたが、「いずれは結婚したい」と考える(18~34歳)未婚者の割合は、男性85.7%、女性89.3%、世間一般では9割近くの女性が結婚願望があるのに対して、教内の婚活パーティーに応募する女性の割合は男性に対して不足する傾向にあります。

 

それは何故なのか。僕が婚活する中で得た情報をもとに思案しますと、

 

1、天理教の男性と結婚したくない。

 

これは信仰の素晴らしさを伝えられていないケースですね。結婚を機に天理教と縁を切りたいというマインドだと思います。

 

2、他系統に嫁ぎたくない。

 

このマインドは特に教会のご息女に多いようです。結婚してからも、親や親が担任している教会を支えていきたいというマインドです。

 

3、他系統に嫁がせたくない。

 

これは教会を担任している親のマインドです。特にご息女が熱心な信仰者の場合、他系統に嫁がせてしまうと教会的にもかなりの痛手です。つまり保身的な発想からくるマインドです。

 

その他にも例えば、同じ系統の教会からお見合いの話があった場合でも、相手が教会の場合は断られるケースが多々あるようです。

 

それは、娘に教会の生活を味あわせたくない、つまり教会の生活が苦しいものだという認識からくるマインドだと思います。

 

陽気ぐらしの天理教、本来陽気に暮らしていけるはずのよふぼく、特に先立となって陽気ぐらしを体現できるはずの教会がこのようなマインドに陥ることは悲しいことです。

 

かく言う僕も、教会長を受けるにあたって9割がた諦めたことがあります。

 

それが 結婚 です。

 

僕が預かっている教会は本土から30〜40分の離島にあります。最近は小学校も閉鎖して、中学校も時間の問題です。医療面においても週2回、本土から先生が来る程度。夜、定期便が終了すると、島は閉鎖され、島外には出られません。教会普請もあり多額の負債を抱え、信者さんも寄り付かない。

 

教育も医療も充実していないこの島で、多額の負債を抱えた、信者さんも寄り付かない教会に、嫁いできてくれる変わり者などなかなかいないと思ったからです。

 

しかし、天理教の信仰者には意外に変わり者も多いので、1割の可能性にかけてただ今頑張っております。(笑)

 

僕は、諦めの悪い男なのです!

 

最近の若者は結婚しない。そんな声をよく聞きます。しかし、結婚したい若者は数多といるのです。ただ結婚に踏み切れない事情を抱えているというケースが少なくないということを理解して改善しなければならないと思います。

 

結婚のすすめ!ただ結婚はいいものだから結婚しましょう!だけでは解決しない問題だと感じます。

 

 

ご拝読ありがとうございました。