離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

他宗教を学ぶ①

 

 

 

皆さんこんにちは!!

 

僕です!!

 

突然ですが皆さん、他の宗教ってどんな教えなのか気になりませんか?僕は気になったりします!!

 

という事で、僕の私的な疑問から他宗教を学ばせていただきたいと思います。

興味のある方は読んでみてください!

 

ぼちぼちやります!(笑)

 

今回のテーマは キリスト教です!!

 

世界三大宗教の一つですね!!!

 

それでは参りましょう!!

 

 

目次

 

 

【キリスト】

 

 

キリスト教の教祖は言わずと知れた イエス・キリスト ですよね!皆さん エス さんの名前の意味知ってますか?

 

エス は 人名で ヘブライ語からギリシャ語 に転写されたものらしいです。救う者 を意味する言葉らしいです。

 

キリスト は 膏をつけられた者 という意味の、救い主の称号だそうです。

 

膏をつけられるのは旧約聖書において王・預言者・祭司らしいです。

 

つまり、名前の意味は、王、預言者、祭司であるエス て事になると思います。

 

因みに キリスト さんの英名は  Jesus Christ (ジーザス・クライスト)です。何か英名の方がかっこいいですね!

 

ここで僕、気づいちゃったことがあります。映画とかでよく聞く、セリフ、Jesus  って キリスト さんの名前だったんですね!

 

僕たちが、 おやさま っていうのと同じ感覚なのかな?と思ったりします。

 

 

【出生】 

 

 

まず、エス さんの出世について学びたいと思います。

 

エス さんの出世に関しては諸説あるみたいです。

 

イスラエルの首都であるエルサレムから、北に約150kmほどのところにナザレという小さな田舎町があました。そこにマリアという名の処女が住んでいたそうです。

 

この方が エス さんのお母さんです。当時、13〜15歳くらいだったそうです。

 

かなり綺麗な人だったらしく、町では評判だったそうです。また人間性も非常に優れていて、信仰も熱心にされていたみたいです。因みにマリアさんユダヤ教です。

 

ユダヤ教ユダヤ人特有の民族宗教で、一神教、きびしい律法、ユダヤ人だけが救われるという選民思想、そして救世主を待望することなどが特徴みたいです。


ユダヤ人たちは他の民族に支配されてきた歴史が長いようで、みずからのアイデンティティを守るために、こうした特徴的な宗教を生んだのだと考えられているようです。

 

そして、そのマリアさんがヨセフさんと婚約します。つまりヨセフさんが エス さんのお父さんです。ユダヤ式の結婚の流れでは、婚約してから正式に結婚するまで、1年程の期間を置くらしいです。

 

マリアさんがヨセフさんと婚約して、穏やかな日々を送っていたある日、マリアさんが夕食を終えて、1人部屋で休んでいると、白い衣を纏った天使っぽい男性が、いきなり部屋に入ってきて、こう言ったそうです。

 

おめでとう!恵まれた方。主(神)があなたと共におられます。

 

さすがにマリアさんもびっくりしたらしく、状況が把握できないまま、パニック状態になっていると、その人は続けて次のように語りかけてきたそうです。

 

恐がることはない、マリアよ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたは妊娠して、男の子を産みます。名を『イエス』とつけなさい。 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。 彼は永久にヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。

 

この言葉を聞いたマリアさんは、この人、天使ガブリエルや、神さんの遣いできたんや! って思ったそうです。それで次のような質問をしたそうです。

 

どうしてそんなことが起こり得るでしょうか?私はまだ男の人を知りませんのに。

 

 

するとガブリエルさんはこう言ったそうです。

 

神の霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは一つもありません。

 

 

マリアさんはかなりの衝撃を覚えたみたいです。何か私の身にとてつもないことが起ころうとしてるって直感したそうです。と同時に彼女は熱心な信仰者だったので、このガブリエルさんを通しての神様の宣言に熱い思いが沸き起こったそうです。そしてこう言ったそうです。

 

ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのお言葉通りのことが、この身になりますように!

 

 

この言葉を聞くとガブリエルさんは去っていったそうです。

 

マリアさんは生まれてくるこどものことをユダヤ民族が歴史的にその到来を待ち望んできた 救い主 (メシア)だと理解したようです。

 

 

それから、しばらく経ってマリアさんは本当に妊娠していることに気づきます。しかしヨセフさんには身に覚えのない子どもです。当然一悶着あります。しかし、紆余曲折はあったものの、最終的にはヨセフさんも理解して、結婚に向けて着々と準備を進めていきます。

 

そんな折、時のローマ皇帝アウグストから、全世界に住民登録を求める勅令が出されます。

 

勅令によれば、帝国内の全ての住民は、自分の故郷の町へ帰って登録をしなければならないとのことでした。

 

当時はナザレに住んでいた身重のマリアさんとヨセフさんも例外ではなく、2人は故郷のベツレヘムに向かいます。

 

そして無事ベツレヘムに到着したのですが、勅令により、多くの人々が帰郷していたため、宿舎を取ることができません。ヨセフさんは町中探し回ってやっとの思いで宿がとれそうな場所を探してきました。それは家畜用の洞穴でした。

 

ヨセフさんは申し訳なさそうに、マリアさんのところへ戻ったそうですが、マリアはそんなことは気にもしないといった感じで、むしろ体を休めれる場所が見つかったことを神に感謝したそうです。

 

そして、ちょうど洞穴についた頃から、マリアさんが産気づきはじめます。ヨセフさんはただただ神に祈り、同行していた何人かの親族も神に祈りながら見守ったそうです。

 

そして、遂に元気な男の子が誕生します。その男の子が エス さんです。

 

エス さんが生まれた夜、生まれた洞穴からそう遠くないベツレヘムの野で、野宿をしながら羊たちを見守っていた羊飼いたちがいました。その羊飼いたちの前に突然天使が現れました。羊飼いたちがびびって、戸惑っていると天使が語りかけてきました。

 

恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです!あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。

 

 

するとたちまち、その天使と一緒に、たくさんの天使の群衆が現われました。そして、神をたたえながら次のように語りました。

 

いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。

 

 

そして、天使たちは天へと帰っていきました。

 

残された羊飼いたちはしばらく呆然としていたそうですが、ふと我に返り、状況を把握します。メシアが誕生したんだ!見に行かなきゃ!

そして羊飼いたちは洞穴へと向かいます。

 

洞穴についた羊飼いたちはマリアさんたちに訪問の理由を説明します。そして、毛布に包まれ飼葉おけに眠っている赤ちゃんをみつけます。

 

あの子だ、天使たちの告げた通りだ!

 

その瞬間、そこにいた誰もが驚くと同時に、生まれてきた男の子が メシア であることを確信したそうです。

 

 

【イエスの生涯】

 

 

エス さんはおそらく30歳頃に洗礼者 ヨハネ さんから洗礼を受けたのではないかと言われているそうです。

 

それまでをどう過ごしていたかは、聖書には明記されていないのでわからないみたいです。しかしお父さんの ヨセフ さんが大工さんだったことや、他人から あの人は大工さんだよね!? って言われている節があるので、大工さんだったのではないかと推察されることが多いようです。

 

洗礼を受けた エス さんは、ユダヤ教に対して改革的な運動をしはじめます。かなりの 異端児 だったみたいです。

 

当時、多くの民衆は貧しく飢えていたそうです。また徴税人や娼婦、病人や非ユダヤ教徒たちは卑しいものとされ、虐げられ、迫害されていたそうです。

 

エス さんはそういう社会的弱者こそ、神から愛され、そして天国に行くことができると説きました。そして、自らもその愛を実践し、他の者にもそれを勧めました。

 

同時にユダヤ教の排他的で厳しい教えを批判したのです。その思想は社会的弱者に支持され、多くの人々が エス さんを慕うようになります。そして エス さんの見せた数々の奇跡も相まって、次第に師と慕う人たちも現れはじめます。

 

しかし、ユダヤ民族宗教ユダヤ教から一歩踏み出した考え方は、ユダヤ教の指導者たちには、なかなか理解されなかったようです。そして エス さんと エス さんを メシア として崇め、慕う人たちをローマからユダヤ民族を独立させようと目論む反乱者の集団として、危惧しはじめます。

 

当時、ローマの支配下で指導的立場にあった人たちは、そんな反乱が起きれば、自分たちも責任を取らされ立場を追われてしまう。どうにかしなければ。 と思うようになります。

 

そんな折、エス さんの弟子のユダさんがその指導的立場にあった人たちに、奴を反乱者のリーダーとして、ローマに差し出したら、反乱も起きないし、謝礼金も貰えるんじゃない?僕も手伝うんで、分け前くださいよ! みたいな感じで(ここは僕の妄想!)提案を持ちかけます。その指導的立場の人たちはその話に乗っかることにします。

 

エス さんは自分が処刑されることやユダさんの裏切りなどを以前から予言していたようです。

 

そして、エス さんは捕らえられて、ローマに引き渡されます。ローマへの反逆者のリーダーとして捕らえられた エス さんは十字架にかけられて処刑されることになります。

 

この十字架の刑が、まぁなんとも惨たらしい刑なのです。あまりに惨たらしいのでここではカットさせていただきますが、刑の執行から終了まで約3時間。エス さんを メシア と信じていた人たちは落胆し、エス さんに罵声を浴びせ続けます。エス さんは罵声を浴びせ続けながら、最後の時を迎えます。

 

 

【復活】

 

 

しかし3日後、なんと エス さんは 復活 します。正確に言うと弟子たちが 復活した と言い広めたんですけど...

 

そして、弟子たちは エス さんは全ての人間の罪を償う為に自ら進んで処刑を受け入れたこと、エス さんの処刑により全ての人間の罪を神様が許されたこと、それにより全ての人間が天国に行けること、故に エス さんも復活したことを言い広めます。

 

そして、弟子たちは イエス さんの説いた教えを広めると共に、その教えと生涯を書に記録します。この記録された書が  新約聖書 です。そして、だんだんと キリスト教 という宗教が確立していきます。

 

キリスト教 では エス さんが処刑される前に神様と人間の間で交わされ契約の書を 旧約聖書、 処刑の後に新たに神様と人間の間で交わされた契約の書を 新約聖書 として位置づけしているようです。

 

 

エス さんが 復活 したという解釈は2通りあるようです。

 

1つは肉体と魂が両方復活した、つまり生き返ったという解釈と、もう1つは魂のみ復活したという解釈です。

 

いずれにしても、この エス さんの 復活 を信じるか、信じないかが、キリスト教 を信仰するか、しないかの分かれ道になるのだと思います。

 

天理教 でいうと おやさま御存命の理 を信じるか信じないかっていうところに通じるものを感じます。

 

【最後に】

 

 

皆さんいかがだったでしょう?

 

僕は今回、キリスト教 を勉強させていただいて 天理教 と近いものをいくらか感じました。考え方は違うけど、目指すところは同じなのかな?と思います。

 

なにぶん素人ですので、解釈の間違いやキリスト教の方々にとって大切な部分抜け落ちてる ってところもあると思いますが、そこらへんは広い心で見守っていただきたいと思います。

 

またあったらこっそり教えてください。

 

とりあえず、今回はここで締めさせていただきたいと思います。次回は詳しい教理を勉強させていただきたいです。また力が回復したらはじめます。

 

ご拝読ありがとうございました。