離島の働く教会長の備忘録

天理教の信仰ブログです。

思いやりと幸福感!!

皆さんこんにちは!!

 

久しぶりにブログを更新する気になった僕です(笑)

 

今年ももうすぐ終わりますね。今年は例年より暖い感じがしますが、それでも朝晩は冷え込みます。体調にはくれぐれもお気をつけになり、御自愛いただきたいと思います。

 

特に風邪やインフルエンザが流行り出す季節です。予防の為には手洗い、うがい、そしてヤクルトです。腸内環境を整えることにより免疫力が高まります。

 

そして1番大切な事は我を張りすぎないこと。

風邪、インフルエンザの主な症状は発熱と咳。咳は息の守護 かしこねのみこと、その対面は たいしょく天のみこと の守護です。自分の思いを主張するあまり相手と心が擦れ合うような言葉を使わないように気をつけましょう。またたいしょく天のみこと は切る守護。免疫力も司る守護です。切ってはいけないところを切るような言動は免疫力も弱めます。気をつけましょう。(自戒を込めて。)

 

さて、今回のテーマは

 

思いやりと幸福感!!   です。

 

それでは参ります。

 

目次

 

人間関係

 

現代日本は世界でも類を見ないくらい豊かで平和な国です。しかしながら、それでも人間は多くの問題を抱えながら生きています。その中でも 人間関係 においての悩みは代表的な問題の一つでしょう。

 

人間関係に疲れ、精神を病んでしまう方々も少なくはありません。人間という高度な知能と豊かな感情を持つ生き物だからこその悩みなのかもしれません。

 

気疲れ

 

この世界は1人では生きていけません。一見1人で生きているように思っても、その実、他者の恩恵を必ず受けています。だからこそ、生きるということにおいて、他者との関係を円滑にする事は非常に大切になってくると思います。

 

他者との関係を円滑にしようとする時、やはり少なからず精神を削ることが起こってきて、それが疲労感に変わります。所謂気疲れと呼ばれるものです。

 

この気疲れが起こる原因は一見、他者に向けられている思いやりの感情だと思われがちですが、その実、自分に向けている自分がよく見られたいとか自分をよく見せたいと思う自己顕示欲が強かったりとか自分がどう見られているかが過剰に気になる自意識過剰さから起こるものではないかと僕は思います。

 

しかし、それを区別できない人がいます。

結果、人を思いやる事をやめてしまい、自己中心的な思考になります。

 

思いやりと自己顕示欲と自意識


思いやりという感情は他人に向けられているオープンな感情で、その感情による失敗は反省して次に活かせます。だから、思いやりは自分を磨くという側面においても重要な要素です。

 


自己顕示欲や自意識は自分に向けられているクローズな感情で、その感情による失敗は、自己嫌悪感を生み、自分の中でその感情を上手く処理できないと、自己肯定感が低下して病んでしまいます。

 


自己肯定感が高いと精神的な充実が得られて、幸福感を感じられますが、その為には、自己顕示欲や自意識のようなクローズな感情ではなく、感謝や思いやりといったオープンな感情で精神を満たしていく必要があります。

 


これは医学的にも証明されていて、以前ブログにも書きましたが、人が幸福感を感じるのは幸せホルモンなる物質が分泌されるからなのですが、精神を安定させる オキシトシンなる物質は他者を思いやったり、優しい言動をしたり、褒めたりすると分泌が活発になるそうです。

つまり、幸福感を感じる為には、思いやりや優しい心で他者と積極的に関わっていくことが大切だということになると思います。

 

他者の評価

 

他者の評価を気にするな。 というフレーズをよく目にしますし、聞いたりします。他者の評価を気にせず、自分の人生を生きる。確かにその通りだと思います。しかし、他者の評価を全く気にしない going my way 的な生き方も少々考えものです。

 

そもそも僕たちは、この世の中にいる限り、他者から評価されることから逃れることはできません。他者から評価されることによって円滑になっている部分があることは否めないからです。なので他者からの評価を気にして当然なのです。大切な事は気にし過ぎないということだと思います。気にし過ぎるのは強い自己顕示欲と自意識過剰さがあるからだと思います。

 

とは言っても

 

とは言っても自己顕示欲や自意識を全く持っていない人は恐らくいないと思います。だからこそポイントとなるのは、それらとどう付き合っていくか? だと思います。優しさや思いやりの感情の陰には自己顕示欲や自意識が見え隠れします。これらの感情は表裏一体、コインで言えば表と裏と言っても過言ではないと僕は思います。大切な事は如何に優しさや思いやりの感情を表にするか?だと思います。

 

最後に

 

今回のテーマは自分自身の心を掘り返していく過程の中で辿り着いた結論であって僕自身、専門家でも何でもないので、これが全てに当てはまるわけではないということを理解していただきたいと思います。

 

結局のところ、人は人との繋がりの中でしか幸せを見出せないのだと僕は思います。その関係性の中で如何に純粋な優しさや思いやりを持って関わっていけるかだと思います。お互いに自己顕示欲や自意識と上手く付き合いながら、純粋な優しさや思いやりの心で他者と関われる人間になりたいものですね。日々精進です。

 

Beyond the peace 

 

ご拝読ありがとうございました。