何故僕は離島の働く教会長になったのか?②
皆さんこんにちは!!
離島の働く教会長です!!
さて今回は 待ちに待った?僕の生い立ちの続編です!
それでは張り切って参りましょう!!
目次
【少年期前半〜青年期前半】
中学生になるとある意味、少年会活動も落ち着いてきます。何故なら、部活動があるからです。部活動に託けて、天理教の行事と疎遠になっていきました。当時の僕には非常に平和な日々でしたね〜
《学生会》
がしかし、そんな平和な日々も直ぐに終わりがやってきます。中学校卒業と共にやってくる最悪な会。
それは 学生会 です。
僕の中でもっとも辛かった会です。
何が辛いってパッと見チャラいんです。実際もチャラいし、人見知り の僕には絶対に馴染めない会でした。
学生会の委員長はじめ委員のメンバーは、すっごく楽しそうなんです。実際、楽しかったんだと思います。
でも、人見知りの1学生会員は、その輪には入れません。当時の学生会の委員長はよく「楽しまな損です!」みたいな言葉を使ってましたけど、「いや、その輪に入れるやつはええけど、入れんやつもおりまんがな!」ってずっと思ってましたね!
まあ、あの時期が1番自分的にも捻くれてたし、学生会 のノリにはついていけないと斜に構えた自分も確かにいました。
学生会 になると大人のスタッフも学生に任せたい って思いがあるのか、あまり関わらず、外から見てるだけです。でも、自分でどう立ち回ったらいいかわからない学生さんも必ずいます。そこをフォローしてあげるのが大人の役割 だと思います。
高校は行く気は無かったけど、それを親に相談したら「高校は出とけ!」と言われたので、せっかくなら家を出たいと思い(天理教に関わりたくなかったから)、色々調べました。
とりあえず、資格を取っておいた方が生きやすいかなって考えてたけど、じゃあどんな資格がいいの?ってなりますよね〜
僕は 離島 で生まれ育ったし、父の仕事の関係もあって、小さい頃から船は身近なものでした。だから、船の資格でいいんじゃね?ってノリで調べていたら、実習で海外に行ける学校を見つけました。
「マジで?外国行ってみたい!」
と思った僕は、見事その学校に合格しました。
(かなり不純な動機)
その学校は県外にあったので、寮生活をする事になりました。めっちゃテンション上がります。何故なら おつとめ をしなくていいからです。
いや〜 真に平和が訪れました。おつとめをしなくていいし、行事も適当に理由つくってブッチできますからね〜
しか〜し!!
どうしても逃れられない行事もありました。
それが 春の学生おぢばがえり、学生生徒修養会、学生会のおせちひのきしん でした。
これらは、長期休暇に組み込まれています。
長期休暇になると寮が閉鎖してしまうので、実家に帰らなければなりません。
故にどうしてもこの行事には参加しないといけなくなります。
だから、渋々、ほんま渋々参加してましたね〜
因みに学修大学の部は行ってません。何故なら僕は学校の成績が底辺で、春休みの前半は追試に追われる事が 風物詩 になっていたからです。。。
航海訓練所
ここからは、天理教色がない話しになります。
卒業の1年前。航海訓練所の船で実習させていただきました。
船の資格は、筆記試験と口述試験の2種がありその両方をパスしないと習得できないのです。
僕の学んだ学校は学校での単位を取得すると筆記試験が免除になるんですが、口述試験は受けないといけないんです。
そしてその口述試験を受ける為には実務経験が必要なのです。その実家経験をする場所、それが 航海訓練所 なのです。
そして僕はこの 航海訓練所 で本当に貴重な体験をさせていただきました。
それは帆船 海王丸 での帆走実習です。
航海訓練所での実習は帆船での実習が約6ヶ月、蒸気船での実習が約3ヶ月、ディーゼル船での実習が約3ヶ月の約1年間のカリキュラムでした。
その中でも特に帆船実習は特別な体験でした。
乗船3日目にいきなりマストのテッペンまで登らされます(通称ロイヤルタッチ)。
その高さはなんと 50m!!
いや〜かなり怖かったですね〜
足が竦みますよ!
でもまあ実習が終わる頃には余裕になるんですけど(笑)
そして、最も貴重な体験だったのが東京〜ハワイまでの帆走実習です。
エンジンを使わずに帆を張って風の力だけでハワイを目指します。正に古の航法です。
約2500総トン の船が風の力だけで走るんですからなかなか 圧巻 です。
「そんなんでホンマにハワイまで行けるの?」
って思うでしょ⁉️それが 行けるんです‼️
瞬間最大速力は約18ノット!ヘタにエンジン使って走るより速いんです。
いや〜 風の力は偉大 です。
でも基本風がないと走れないので、どうしても低気圧を上手いこと追いかけながら航海しますから日々海は大荒れです。嵐です。
それでも上手く風をつかまえられない時もあって、ただ海を漂ってるって日もありました。
皆さん海は本当に 広い ですよ〜
夜になるとプラネタリウム以上に満天の星空です。ほんまに
星が降ってくるんじゃね?
ってくらい星が綺麗に見えます。
皆さん宇宙は本当に 壮大 ですよ〜
この体験を通して、自然の力の偉大さ とか、人間のちっぽけさや無力さ とかを学びました。この価値観は今の僕の 感性の核 であることは間違いないです。
そして 航海訓練所 での実習も無事に終え、いよいよ 社会という大海原 に 大人という名の航海 に出ていくことになるのですが、この続きはまた次回に紹介したいと思います。
ありがとうございました。